日本都市の駅前開発「歴史と未来が交差する街――南柏駅東口の新たな顔」
最近、世間はすっかりクリスマスムードになってきましたね。
当社でもクリスマスエリアがあり、トナカイファミリーがむかえてくれます。
ツリーは、従業員がお家から持ってきてくれたものです。お子さんが大きくなっていまは
私も最近は家でツリーを飾ることもしていませんが、小さいころはこの時期になるとクリスマスツリーを飾り付けするのもクリスマスの一大イベントでとても楽しかったのを覚えています。
ちなみにこのツリーは社長が朝早く飾り付けしたそうです。(笑)
松戸駅のデッキも夜になると「MATSUDO」の文字が輝いています。
最近は駅前開発で綺麗になった駅に綺麗なイルミネーションをしている駅も多いですよね。
当社でも駅前開発は多数おこなっており、野田の愛宕駅もその一つです。
綺麗なイルミネーションですね。
松戸事務所の近場であれば、南柏駅東口周辺の業務を行いました。
その変遷を辿ると、当時の駅前は暫定的な道路しかなく、周辺住民の移動手段はバスや車に頼らざるを得ませんでした。旧水戸街道を軸とした南北の交通や西側からのアクセス道路が交錯し、鉄道利用者が集中した結果、周辺では交通渋滞が慢性化していました。また、駅周辺の土地利用は、住宅展示場や小さな商店街、広大な青空駐車場、生産緑地、ボウリング場などが混在し、統一感を欠いた状態にありました。さらに、江戸時代に築かれた「野馬土手(ノマドテ)」という歴史的遺構が細長い土地利用の制約を生み、都市設計の難易度をさらに高めていました。
しかし、南柏駅東口土地区画整理事業が、この街に大きな変化をもたらしました。駅前広場にはペデストリアンデッキが整備され、商業・業務施設が一体となった利便性の高い核を形成。その背後には、日常生活を支える商業エリアが整備され、住民の生活利便性が飛躍的に向上しました。かつて「野馬土手」だった土地も、公共施設(道路・公園・緑地)の配置デザインを工夫することで、その形状を活かした街区構成を実現。さらに、戸建て住宅や中高層住宅地が計画的に配置され、交通インフラの改善によって慢性的な渋滞が解消されるとともに、歩行者に優しい空間が広がりました。
歴史の名残を残しながら新たな命を吹き込まれ、生まれ変わるこの変化こそが、都市開発の醍醐味といえるでしょう。
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日本都市技術株式会社
都市・土地の開発事業を企画から推進、完了までトータルでサポートいたします。