都市セミナー「FUKUOKA NEXT~福岡のこれまでの成長と未来設計~」に参加してきました!

318日アクロス福岡で開催された福岡アジア都市研究所(URC)が主催する「FUKUOKA NEXT~福岡のこれまでの成長と未来設計~」に参加しました。
当日は、経済界や企業、市民の方など沢山の方が会場やオンラインで参加されていました。

現在、防災機能の強化や都心部の機能を高める目的で、容積率を緩和し古いビルの建て替えを促進する「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」など、主要な2つのエリアにおいて再開発を同時進行している福岡市。
人口が減少している日本で、福岡市の人口は今なお増え続け、20年前と比べ人口30万人増、10年前と比べても10万人増えているそうです。
人口に対する若者率は全国1位。2024年は市税収入額過去最高、貿易額過去最高を記録しています。

20250411a.jpg

(上記写真:博多コネクティッドで建て直される西日本シティ銀行本店)

セミナーでは、その背景とこれからについて、有識者の方より大変貴重なお話をきくことができました。

■講演内容

データから見た福岡の成長性

福岡市への転入者の出身地や年齢層に関するデータを基に、福岡市の人口動態を分析。
九州を中心とした県外の若者(1525歳)や外国(主にアジア)からの転入者の増加により、多様性のある社会が形成されていることが示されました。
また福岡市の産業の現状や今後成長が期待される分野についての情報も共有されました。

10次福岡市基本計画について

9次基本計画から継承された点と変更点を詳しく解説して頂きました。
市民が安心して暮らせる環境づくりや、自然と都市機能が調和したまちづくりは引き続き継承され、転入者の増加に対応し、多様な人材が育ち、チャレンジしやすい環境整備などが盛り込まれていました。

都市のブランディング戦略

国内外の都市のブランディングについて、オランダやベルギー、ドイツなどの事例や、国内では名古屋や横浜市などの事例を教えて頂きました。
ロゴやキャッチフレーズ中心のアプローチが多い日本の都市に対し、海外では長期的で、他市と明確に差別化できるブランディング戦略を行っている都市が目立ちました。
例えば、ベルギーのゲントでは世界で初めて菜食の日(週1回肉・魚を食べない日)をつくるなど、ユニークな取り組みも紹介されました。
また若者が多い福岡市の、将来的なブランディングの方向性についてもお話がありました。

URC座談会

有識者による福岡市の未来に関する意見交換で、人口減少を見据えたコンパクトな街づくりや発展戦略についてざっくばらんに話し合われました。

20250411b.jpg

(上記写真:会場の様子)

今回のセミナーに参加したことで、西日本支社のある福岡市の未来を深く考えるきっかけになりました。セミナーで得た知識や視点を仕事に活かすと共に、福岡市の発展に関する取り組みを引き続き注視していきたいと思います。

Author of this article

日本都市技術株式会社

都市・土地の開発事業を企画から推進、完了までトータルでサポートいたします。

  • follow us in feedly
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページ最上部へ