ふんわり土木所感 〜調整池編〜

豆知識

こんにちは、入社3年目の主事です。

最近は、主に土木設計の業務に従事しています。

土木設計は、これまで経験したこと無い分野でしたので、学びの多い日々を送っています。

さて、今回は私が設計業務に携わる中で、特に衝撃を受けた(未だ受け入れられていない)ことについてご紹介します。

ズバリ、調整池のデカさです。

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明らかにデカいですよね

【調整池】というのは、降った雨を一時的に貯めておく施設のことです。

都市の開発前は、地表には畑とか田んぼがあり、水が地面に浸透していきますが、開発後は、道路の舗装仕上げや建物が建ったりして、地面への雨の逃げ道が無くなります。その逃げ道として一時的に水を貯めておく池みたいなのをつくってあげるわけですね。

調整池は、まちの冠水や川の氾濫を防ぐ役割を担っており、近年は気候変動も相まって、災害が多発していますので、人とまちを守る重要な施設なのです。とは言っても、普段生活していて調整池を身近に感じることは中々ないですよね。

それもそのはず、調整池はどんなものがあるのかというと、公園自体が周りの地面より一段下がって、雨が降ったら水が溜まるというダムのような形式や、地下にコンクリートのボックスが入っていて、そこに雨を集める形式などが挙げられます。

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普通の公園に見えますよね

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何かかっこいい

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けど外からは見えない...

そのため「おっ、調整池があるな。」などと意識して目にすることは無いと思います。少なくとも私は、この仕事に従事するまで意識したことはありませんでした。笑

ただ、普段気にして無いだけで、実は結構、調整池があるみたいなんですよね。実家(住宅団地)近くの公園地下にも調整池があるということを最近知りました。

もしかしたらあなたの近くにも.........調整池があるかもしれませんよ............。

調整池計画や大きさは、自治体等の基準に則り、貯留量の計算により決めます。弊社がメインに行っている区画整理事業という大規模な都市開発であることも相まって、貯留量も必然的に大きくなるわけですが、私が担当した某地区の地下式調整池では、計算結果が6,000...

......6,000 ⁉︎

うそだろ...

デカ過ぎんだろ...

何か間違えたかな...

.........

どうやらコレが妥当なようです。すごいですよね、土木設計の規模感。これが人間の力か......と衝撃を受けたことを憶えています。

こんな感じで、まだまだ経験の浅い私ですが、これからも設計で色んな開発に携わると思います。

新しい発見が次々と出てきて、オラ、ワクワクすっぞ~!と言うわけでこの辺で失礼します。

余談ですが、いつか調整池の中に入ってみたいな〜と思っていたら、 その夢を実現させている動画がありましたのでご紹介します。 自分がやってる仕事がこんな感じに紹介されたら、何となく嬉しいですよね。

https://youtu.be/Ckk-9J3KXAI?si=ndhbITdiwc-66KnQ

Author of this article

日本都市技術株式会社

都市・土地の開発事業を企画から推進、完了までトータルでサポートいたします。

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